迫日記

　先日、買ってきた本の感想を書くと言っていて、そのままになっていた。

　じつは、まだ読み始めたばかりなので、感想というほどのものも、書けない。

　でも、読み始めると、けっこう、おもしろかったので、ぜひ、ご紹介、というか、宣伝しておきたいと思う。


　私が、週末出勤の朝に、本屋に寄り、思わず買ってしまったのは、この本。

　浜田宏一著『アメリカは日本経済の復活を知っている』（講談社）。

　本屋でも平台に置いてあったから、けっこう、売れているらしい。

　ちょっと奥付を見てみると、2013年1月8日に第一刷が出ていて、私が買ったのは、2013年1月15日の第三刷！

　一週間のうちに、２回も増刷がかかるって……

　しかも、この日程からすると、流通の関係から考えて、おそらく2012年内に、発売と増刷がかかったんだろうと思う。


　私は、浜田宏一さんの本を読むのは、初めてだが、非常に読みやすく、また、刺激的だ。

　浜田宏一さんは、イェール大学の名誉教授で、経済学の分野では、有名な方らしい。

　そういう専門の方が、非常にわかりやすく経済の話をしてくれるので、ありがたい。


　まだ、最初の方を読み始めたばかりなんだけど、ようは今のデフレや日銀の対応に対して、大きな疑問を投げかけている。

　驚いたのは、今の日銀総裁、白川方明氏の学生時代、浜田宏一さんは、その先生だったということ。

　学生時代の白川氏は、たいへん優秀で、浜田宏一さんも、褒めている。

　しかし、日銀総裁になってからの景気に対する方策は、経済学の原理から外れていると、厳しい意見を述べられている。

　その理由が、わかりやすく書かれているので、ふんふんとうなずきながら、読んでしまう。


　そうしたところ、先週末のテレビでは、ＮＨＫやニュースにも、浜田宏一さんが、登場していた。

　今はやりのアベノミクスでは、重要な人物らしい。


　まだほんのちょっとしか読んでいないので、これからの続きが楽しみです。


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